「博物館動物園駅」の版間の差分

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|画像 = Hakubutsukan-Dobutsuen-Sta.jpg
|pxl = 300px
|画像説明 = 駅出入口([[1997(1997]][[3月23日]]
|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=300|type=point|marker=rail}}
|よみがな = はくぶつかんどうぶつえん
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|駅間B = 1.2
|次の駅 = [[日暮里駅|日暮里]]
|電報略号 =
|駅番号 =
|所属事業者 = {{color|blue|■}}[[京成電鉄]]
|所属路線 = [[京成本線|本線]]
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|駅構造 = [[地下駅]]
|ホーム = 2面2線
|開業年月日 = [[1933年]]([[昭和]]8年)[[12)12月10日]]
|廃止年月日 = [[2004年]][[平成]]16年)[[4)4月1日]]
|乗車人員 = 249
|乗降人員 =
|統計年度 = 1996年
|備考 = [[1997年]](平成9年)4月1日営業休止<ref name="朝日1997">{{cite news |title = 「上野の杜」の駅よ サヨナラ |newspaper = 『[[朝日新聞]]』 |publisher = [[朝日新聞社]] |page = 27(朝刊・東京<東部>) |date = 1997-03-15 }}</ref>。<br/>乗降人員は休止直前の数値。
}}
[[ファイル:Hakubutsukan-Dobutsuen-Sta-Kaisatsu.jpg|thumb|250px|休止直前の出札・改札口<br />(1997年3月23日)]]
[[ファイル:Hakubutsukan-Dobutsuen-Sta-Platform.jpg|thumb|250px|休止直前のホーム(1997年3月23日)]]
[[ファイル:Hakubutsukan-Dobutsuen-Sta-Entrance.jpg|thumb|250px|通路に描かれた[[ペンギン]]の絵画。手の届くところは[[落書き]]で埋め尽くされた。<br/>(1997年3月23日)]]
'''博物館動物園駅'''(はくぶつかんどうぶつえんえき)は、かつて[[東京都]][[台東区]][[上野恩賜公園|上野公園]]にあった、[[京成電鉄]][[京成本線|本線]]の[[鉄道|駅]]([[廃駅]])。
 
[[1933年]][[昭和]]8年)の京成本線開通に合わせ、[[東京国立博物館|東京帝室博物館]]・[[国立科学博物館|東京科學博物館]]・[[恩賜上野動物園]]や[[東京芸術大学|東京音樂學校、東京美術學校]]・[[東京都立上野高等学校|旧制第二東京市立中学校]]などの最寄り駅として開業した。老朽化や乗降客数の減少が響いたため<ref name="mainichi202212021900">{{Cite web|和書|url=https://mainichi.jp/articles/20221202/k00/00m/040/329000c |title=「まさかこんな所に…」 上野の地下に眠る「品位ある」駅 |access-date=2023-01-07 |publisher=毎日新聞社 |website=毎日新聞 (mainichi.jp) |date=2022-12-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230107085650/https://mainichi.jp/articles/20221202/k00/00m/040/329000c |archive-date=2023-01-07}}</ref>[[1997年]][[平成]]9年)に営業休止<ref name="朝日1997"/>、[[2004年]](平成16年)に廃止された<ref name="mainichi202212021900" />
 
駅舎や[[プラットホーム|ホーム]]は現存しており、京成電鉄は改修して[[2018年]]秋に公開した<ref name=":0" /><ref name=":1" />。
 
== 歴史 ==
* [[1933年]][[昭和]]8年)[[12)12月10日]]:動物園前停留所<ref name="Hazamagumi100p476">{{Cite |和書
|title = 間組百年史1889-1945
|date = 1989
46 ⟶ 43行目:
|page = 476
}}</ref>として開業。
* [[1945年]](昭和20年)[[6)6月10日]] - [[9月30日]]:[[日暮里駅]] - [[京成上野駅|上野公園駅]]間、[[運輸省]]の接収を受け営業休止<ref group="注釈">[[太平洋戦争]]末期に[[日本本土空襲|空襲]]に備えてトンネル内の線路を[[三線軌条]]化し、[[日本国有鉄道|国鉄]][[日暮里駅]]から隣の寛永寺坂駅(廃止)まで優等客車を入れて運輸省の事務所にしたため、上野公園駅(現・京成上野駅) - 日暮里駅間が運休となった。</ref>。当駅は10月1日以降も休止継続<ref name="hakudou" />。
* 1953年(昭和28年)5月1日:営業再開<ref name="hakudou">{{Cite web |url=https://www.keisei.co.jp/keisei/hakudou/about/index.php |title=旧博物館動物園駅とは |access-date=2024-01-15 |publisher=京成電鉄}}</ref>。
* [[1976年]](昭和51年)[[6)6月16日]] - [[12月15日]]:日暮里駅 - 京成上野駅間、同駅改良工事に伴い営業休止。
* [[1997年]]([[平成]]9年)[[4月1日]]:休止<ref name="朝日1997"/>。
* [[20041997]](平成169年)4月1日:<ref name="朝日1997"/>
* [[19972004]][[平成]]916)[[4)4月1日]]止<ref name="朝日1997mainichi202212021900" />。
* [[2018年]](平成30年)[[4)4月19日]]:駅舎が[[東京都選定歴史的建造物]]に選定される<ref name=":0"/>。同建造物に鉄道施設が指定されるのは初である<ref name=":0">{{Cite press release|和書|url=http://www.keisei.co.jp/information/files/info/20180419_170728733696.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190120144408/http://www.keisei.co.jp/information/files/info/20180419_170728733696.pdf|format=PDF|language=日本語|title=「旧博物館動物園駅」駅舎が、「東京都選定歴史的建造物」に選定されました 〜鉄道施設として初めての選定〜|publisher=京成電鉄|date=2018-04-19|accessdate=2020-05-02|archivedate=2019-01-20}}</ref><ref name=":1">{{Cite web|和書|website=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2018年4月21日 |url=https://railf.jp/news/2018/04/21/200000.html |title=京成,「旧博物館動物園駅」駅舎が東京都選定歴史的建造物に認定される |publisher=[[交友社]] |accessdate=2018年4月22日}}</ref>。
 
== 駅構造 ==
[[地下駅]]で、[[相対式ホーム]]2面2線を有していたが、同一位置ではなく、上下線で互い違いにホームが設置されていた。[[改札|改札口]]は上りホーム側に設置されていた。地上の出入口は、[[皇室]]用地だった東京帝室博物館(現・東京国立博物館)の敷地内に建設されたものと、上野動物園旧正門へ続くものの2か所があった。
 
前者は[[中川俊二]]設計で、[[国会議事堂]]中央部分のような西洋様式の外観が特徴で、国会議事堂よりも建築時期は古く、営業休止時まで供用されていた。後者は、昭和40年代に現行の動物園正門が開設されたことで人の流れが変わり、まもなく閉鎖された。閉鎖後は[[東京都美術館]]の資材倉庫として利用されている。
 
駅舎のレリーフは[[黒田記念館]]と同じものが使用されている<ref name="mainichi202212021900" />。
地下の壁面には[[東京芸術大学]]の学生が描いたとされる「[[ペンギン]]」「[[ゾウ]]」の絵画がある。最後まで木製の改札ラッチが使われていたように、大規模な改修を受けなかったため、昭和初期の[[レトロ]]な雰囲気を色濃く残していた。また、[[自動券売機]]が設置されなかったため、当駅発行の乗車券は駅員による手売りであり<ref name="朝日1997"/>、[[1980年代]]まで[[乗車券#硬券|硬券]]だった。他社線への連絡乗車券は発売されていなかった。
 
地下の壁面には[[東京芸術大学]]の学生が描いたとされる「[[ペンギン]]」「[[ゾウ]]」の絵画がある。最後まで木製の改札ラッチが使われていたように、大規模な改修を受けなかったため、昭和初期の[[レトロ]]な雰囲気を色濃く残していた。また、[[自動券売機]]が設置されなかったため、当駅発行の乗車券は駅員による手売りであり<ref name="朝日1997"/>、[[1980年代]]まで[[乗車券#硬券|硬券]]だった。他社線への連絡乗車券は発売されていなかった。
ホームや通路は薄暗く、壁はむき出しの[[コンクリート]]、さらには[[戦前]]、[[戦中]]、[[戦後]]にかけての長い営みを経て所々で煤けていた。改札からホームへ向かう階段の途中に[[便所|トイレ]]が設置されていた。
 
ホームや通路は薄暗く、壁はむき出しの[[コンクリート]]、さらには[[戦前]][[戦中]][[戦後]]にかけての長い営みを経て所々で煤けていた。改札からホームへ向かう階段の途中に[[便所|トイレ]]が設置されていた。
 
当駅の休止にあたって[[乗車券#記念乗車券|記念乗車券]]「ありがとう博物館動物園駅 営業休止記念乗車券」が発売された。5枚セットの各硬券乗車券には、ホームや改札、ペンギンの絵画など、当駅の特徴あるイメージが添えられていた。
 
=== 休廃止された理由 ===
* ホームの[[有効長]]が短いため、本線では最も短い4両[[編成 (鉄道)|編成]]しか停車することができず、その4両編成でさえも先頭車両の端の部分はホームからはみ出している状態だった<ref name="朝日1997"/>。はみ出ている部分には列車と壁の隙間に台を設置して対応していた(それでもそこからの乗降は推奨されていなかった)が、このことが安全面で問題になっていた。
* [[1981年]](昭和56年)以降、[[京成本線#普通|普通列車]]の一部が6両編成になったことで、当駅を通過する普通列車が設定されたため、停車本数が減り、既存の乗降客の多くが南隣の[[京成上野駅]]を利用するようになった。当駅からの距離は0.9kmと比較的近い。
* これにより営業時間が4両編成運転時間帯に限られることになり、休止直前は7時台から18時台までで、日中は停車する列車の間隔が1時間以上開く時間帯があった。そのため、駅構内に周辺施設から利用するための注意書きが掲出されていた。
* 京成本線では将来的に4両編成の列車の運行を取り止める計画もあり、上記の問題を解消するにはホーム延伸工事が必要であるが、地下駅のため多大な費用がかかり、1日乗降人員500人程度の当駅においての実施は費用対効果が低すぎた。
* 開業以来本格的な修繕がなされていないため、老朽化が進んでいた<ref name="朝日1997"/>。
* 自動券売機や[[自動改札機]]が設置されておらず、改修や維持に大規模な投資が必要だった。
* 地下駅のため保安上の理由から[[無人駅|無人化]]することができなかった。
 
=== のりば ===
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== 利用状況 ==
営業休止までの1日当たり[[乗降人員#乗車人員|'''乗車'''人員]]は下表の通り。<!--東京都統計年鑑を出典としている数値は乗車人員-->
<!--東京都統計年鑑を出典にしている数値については、元データが1,000人単位で掲載されているため、*1000/365(or366)で計算してあります-->
{| class="wikitable"
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|}
乗降客数が最も多かったのは、1972年に[[ジャイアントパンダ]]が上野動物園に来園し、その後に起こったパンダブームの頃と言われる。最終年度である1996年度の人数が僅かに増加してのは休止直前に[[鉄道ファン]]が多数乗降したためである。
 
=== 休廃止された理由 ===
== 現状 ==
* ホームの[[有効長]]が短いため、本線では最も短い4両[[編成 (鉄道)|編成]]しか停車することができず、その4両編成でさえも先頭車両の端の部分はホームからはみ出している状態だった<ref name="朝日1997" />。はみ出ている部分には列車と壁の隙間に台を設置して対応していた(それでもそこからの乗降は推奨されていなかった)が、このことが安全面で問題になっていた。
現在、施設はトンネルの非常用避難路となっており、駅前後のトンネル側壁には「避難口(旧博動駅)」の誘導表示がある。
* [[1981年]](昭和56年)以降、[[京成本線#普通|普通列車]]の一部が6両編成になったことで、当駅を通過する普通列車が設定されたため、停車本数が減り、既存の乗降客の多くが南隣の[[京成上野駅]]を利用するようになった。当駅からの距離は0.9kmと比較的近い。
* これにより営業時間が4両編成運転時間帯に限られることになり、休止直前は7時台から18時台まで<ref>{{Cite web|和書 |url=https://bunshun.jp/articles/-/35127?page=2 |title=廃駅となった博物館動物園駅に潜入した――京成上野駅からわずか0.9kmの“非日常空間” |access-date=2023-01-07 |publisher=文藝春秋 |website=文春オンライン (bunshun.jp) |date=2020-02-20 |page=2 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230107101053/https://bunshun.jp/articles/-/35127?page=2 |archive-date=2023-01-07}}</ref>で、日中は停車する列車の間隔が1時間以上開く時間帯があった。そのため、駅構内に周辺施設から利用するための注意書きが掲出されていた。
* 京成本線では将来的に4両編成の列車の運行を取り止める計画もあり、上記の問題を解消するにはホーム延伸工事が必要であるが、地下駅のため多大な費用がかかり、1日乗降人員500人程度の当駅においての実施は費用対効果が低すぎた。
* 開業以来本格的な修繕がなされていないため、老朽化が進んでいた<ref name="朝日1997" />。
* 自動券売機や[[自動改札機]]が設置されておらず、改修や維持に大規模な投資が必要だった。
* 地下駅のため保安上の理由から[[無人駅|無人化]]することができなかった。
 
== 現状 ==
西洋式建物の地上口には、京成上野駅の利用を促す告知が休止後しばらくの間貼付され、廃止となってからは「博物館動物園駅跡 京成電鉄株式会社」の[[レリーフ]]が掲出された。この地上口は扉こそ閉じられているが、休止前と変わらない佇まいである。一方、動物園旧正門側の地上口も現存し、旧出入口のコンクリート屋根の[[陸屋根|パラペット]]部分に右書きで「ケイセイデンシヤ」と書かれた切り文字の痕跡がかろうじて残っている。
現在2004年以降、施設はトンネルの非常用避難路となっており、駅前後のトンネル側壁には「避難口(旧博動駅)」の誘導表示がある。
 
西洋式建物の地上口には、京成上野駅の利用を促す告知が休止後しばらくの間貼付され、廃止となってからは「博物館動物園駅跡 京成電鉄株式会社」の[[レリーフ]]が掲出された。この地上口は扉こそ閉じられているが、休止前と変わらない佇まいである。一方、動物園旧正門側の地上口も現存し、旧出入口のコンクリート屋根の[[陸屋根|パラペット]]部分に右書きで「ケイセイデンシヤ」と書かれた切り文字の痕跡がかろうじて残っている。
地下施設のホームや改札も休止前の状態を保っており、列車が通過する際のわずかの間に見ることができる。上下線とも進行方向左側を眺めていると、地下道、地上への階段、案内表示などがそのままであるのが分かる。[[非常灯]]が点灯しているが暗めである。
 
地下施設のホームや改札も休止前の状態を保っており、列車が通過する際のわずかの間に見ることができる。上下線とも進行方向左側を眺めていると、地下道、地上への階段、案内表示などがそのままであるのが分かる。[[非常灯]]が点灯しているが暗めである。
なお、2018年に駅施設の一般公開が行われた際、アート作品として地上駅舎内に巨大な[[アナウサギ]]のオブジェが設置されていたが、2019年3月より上りホームの旧改札口付近に移されており、車窓から確認することができる<ref>{{Cite web|title=旧博物館動物園駅の上りホームにアナウサギ出現!!|publisher=京成電鉄|date=2019-06-17|url=https://www.keisei.co.jp/keisei/hakudou/top/pdf/info_20190617.pdf|format=PDF|accessdate=2021-11-03}}</ref>。
 
<gallery>
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</gallery>
 
=== 文化的な活用例 ===
* 1991年頃から「上野の杜芸術フォーラム」(2003年より[[特定非営利活動法人|NPO法人]])を中心に「M in M」(Museum in Metro)と称し、西洋式建物を含めた地下施設の保存・再生を提案している<ref>[http://www.e-navilife.com/taito/hakudoeki02.html 地域検索【台東らいふ】***上野公園地下鉄駅奇譚その2***]</ref>。なお、営業休止以降も西洋式建物については定期的にクリーニングを行っているとしている。また、毎年9月から10月頃にかけて界隈で開催されるイベント「art-Link 上野 - 谷中」にも度々当駅を利用した企画が行われている。
* [[1995年]][[1996年]]の3月には、駅構内をアート空間として照明・音響・映像などの演出を試みる『光と音の[[インスタレーション]]』というイベントが催された。[[クリストフ・シャルル]]や[[池田亮司]]らが参加していたこともあった<ref>[http://www.iead.org/2000ac/symposium2000_7.html 環境芸術学会]</ref>。
* [[2002年]][[1月]]には、上野の杜芸術フォーラムの活動をまとめた書籍『M in M project 1991-2001 - 博物館動物園駅の進化と再生』が発刊された。
* [[2007年]][[9月]]から[[10月]]にかけては、『PINHOLE PROJECTOR 駅が巨大な[[ピンホールカメラ|針穴写真機]]になる』というイベントが、西洋様式の地上口建物を使って催された。
* [[2010年]][[12月]]に駅舎取り付けの照明灯が復元された。電球は[[LED照明|LED]]のものを使用している<ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010122590071521.html 70年ぶり 上野の灯 旧博物館動物園駅 1基を復元]{{リンク切れ|date=2011年4月}} - [[東京新聞]]2010年12月25日</ref>。
* 2018年、駅施設の一般公開。イベント演出を羊屋白玉が行い、アート作品として地上駅舎内に巨大な[[アナウサギ]]のオブジェ(サカタアキコ・制作)が設置された<ref>{{Cite web|和書 |title=旧博物館動物園駅「アナウサギを追いかけて」|publisher=
*2019年8月、当駅を含む地下線が戦争末期に接収され、軍需工場/鉄道の司令室となった史実をもとに制作された美術展「大洲大作 未完の螺旋」<ref>{{Citation|YouTube|title=大洲大作 未完の螺旋|url=https://www.youtube.com/watch?v=4w0509G9KiU|year=2019|last=|first=|publisher=|isbn=}}</ref><ref>{{Cite web|title=大洲大作「未完の螺旋」を体験して考えたこと、など:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape|url=https://artscape.jp/report/curator/10158330_1634.html|website=美術館・アート情報 artscape|accessdate=2020-02-20|language=ja}}</ref>を開催。
社会的包摂文化芸術創造発信拠点形成プロジェクト
*[[2020年]][[2月8日]] - [[2月24日]]、「京成リアルミュージアム」として公開された<ref>[https://response.jp/article/2020/02/03/331350.html 「廃止された駅が歴史ミュージアムに…京成の旧博物館動物園駅、設計図も初公開 2月8日から」][[Response.]]2020年2月3日(2020年3月21日閲覧)</ref><ref name="RAILFAN776">{{Cite journal|和書|last = |first = |author = |authorlink = |date = |year =2020 |month =6 |title =モハユニ 鉄道記録帳 2020年2月・3月 |journal =RAILFAN |volume = |issue =776 |page = |pages =34-39 |publisher =[[鉄道友の会]] |location = |issn = |doi = |naid = |pmid = |id = |url = |format = |accessdate = |quote = }}</ref>。
なお、UENOYES(ウエノイエス) |date=2018年に駅施設-11-24 |url=https://uenoyes.ueno-bunka.jp/2018/events/rabbit-hole/ |format=html |accessdate=2024-5-16}}</ref>。そ一般公開が行われた際、アート作品として地上駅舎内に巨大な[[アナウサギ]]オブジェが設置されていたが、2019年3月より上りホームの旧改札口付近に移されており、車窓から確認することができる<ref group="注釈">路上エントランス扉([[日比野克彦]]・制作(制作年不明))入ってすぐの駅舎エントランスホール内から、地下改札階へ移設)</ref><ref>{{Cite web|和書 |title=旧博物館動物園駅の上りホームにアナウサギ出現!! |publisher=京成電鉄 |date=2019-06-17 |url=https://www.keisei.co.jp/keisei/hakudou/top/pdf/info_20190617.pdf |format=PDF |accessdate=2021-11-03}}</ref>。
* 2019年8月、当駅を含む地下線が戦争末期に接収され、軍需工場/鉄道の司令室となった史実をもとに制作された美術展「大洲大作 未完の螺旋」<ref>{{Citation|YouTube|title=大洲大作 未完の螺旋|url=https://www.youtube.com/watch?v=4w0509G9KiU|year=2019|last=|first=|publisher=|isbn=}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=大洲大作「未完の螺旋」を体験して考えたこと、など:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape|url=https://artscape.jp/report/curator/10158330_1634.html|website=美術館・アート情報 artscape|accessdate=2020-02-20|language=ja}}</ref>を開催。戦争末期に当駅を含む地下線が接収され、軍需工場や鉄道の司令室となった史実をもとに制作された
*[[ 2020年]][[2月8日]] - [[2月24日]]、「京成リアルミュージアム」として公開された<ref>[https://response.jp/article/2020/02/03/331350.html 「廃止された駅が歴史ミュージアムに…京成の旧博物館動物園駅、設計図も初公開 2月8日から」][[Response.]]2020年2月3日(2020年3月21日閲覧)</ref><ref name="RAILFAN776">{{Cite journal|和書|last = |first = |author = |authorlink = |date = |year =2020 |month =6 |title =モハユニ 鉄道記録帳 2020年2月・3月 |journal =RAILFAN |volume = |issue =776 |page = |pages =34-39 |publisher =[[鉄道友の会]] |location = |issn = |doi = |naid = |pmid = |id = |url = |format = |accessdate = |quote = }}</ref>。
* 2022年、[[東京藝術大学]]が京成電鉄の協力の元に3Dスキャンおよび[[フォトグラメトリ]]によって当駅の3Dモデルを制作し、12月16日に[[ソーシャルVR]]プラットフォーム[[cluster (ソーシャルVR)|cluster]]および[[VRChat]]にてVR空間「デジタル ハクドウ駅」として公開した。一般の見学イベントでは非公開となっている箇所も含めて3Dモデル化されているため、通常立ち入ることのできない改札口周辺やホームも見ることができる<ref>{{Cite web|和書 |title=東京藝術大学による~京成電鉄 旧博物館動物園駅VR~「デジタル ハクドウ駅」が公開されます! |publisher=国立大学法人東京藝術大学、京成電鉄株式会社 |date=2022-12-15 |url=https://www.geidai.ac.jp/wp-content/uploads/2022/12/20221215_release_digital_hakudou_re.pdf |format=PDF |accessdate=2022-12-16}}</ref>。
 
==登場する作品==
*『[[サイゴーさんの幸せ]]』([[ふくやまけいこ]])
*:心を得て動き出した西郷さんの銅像の物語。劇中では博物館動物園駅はまだ営業しており、物語の重要な舞台となる。
*『[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]』95巻<ref>ISBN 4088527399</ref>収録「幻!?の博物館動物園駅の巻」([[秋本治]]
*:日暮里方面から都美へ行く目的で下車する設定。ホームの端やペンギンの絵など当駅を忠実に描写している。
*『[[三ツ星カラーズ]]』「巨大ロボを探せ〜前編〜」<ref>{{JAN|4910164750887}}</ref>([[カツヲ (漫画家)|カツヲ]]
*:隠された巨大ロボを探すため当該駅を通過する電車に乗る設定。入口の様子が描写されている。
*『[[新幹線変形ロボ シンカリオン#テレビアニメ第2期|新幹線変形ロボ シンカリオンZ]]』 第15話「リーダーの資格!怒りのZグランクロス」
*:ダークシンカリオンが停車していた駅として登場。駅舎とホームが描写されている{{要出典|date=2024-05}}
 
== 隣の駅 ==
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: 本線
:: [[京成上野駅]] - '''博物館動物園駅''' - [[日暮里駅]]
* [[1953年]]までは、博物館動物園駅と日暮里駅の間に「[[寛永寺坂駅]]」があった。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
171 ⟶ 176行目:
* [[廃駅]]
* [[東成田駅|成田空港駅 (初代)]] - 現在の名称は'''東成田駅'''。通常の客扱いに使用されなくなったホームが残っている。
* [[高輪駅|高輪駅 (京浜電気鉄道)]]
* [[京王線の新宿駅付近の廃駅]]
* [[万世橋駅]]
* [[筑波高速度電気鉄道]]
* [[マウソロス霊廟]]
196 ⟶ 198行目:
[[Category:東京都選定歴史的建造物]]
[[Category:西洋館]]
[[Category:昭和時代戦前の東京]]
[[Category:昭和時代戦後の東京]]
[[Category:平成時代の東京]]