|
新棟の完成予想図(水色の屋根の建物)
|
パナソニックは7日、イメージセンサーを生産する富山県砺波市の砺波工場で新棟建設の起工式を実施した。新棟は2009年半ばの完成を目指す。投資額は約940億円。
新棟では、CCDや独自のCMOSセンサー「νMaicovicon」などのイメージセンサーを生産する。また、同社製デジタル一眼カメラで採用しているLiveMOSセンサーも手がける。生産開始後は、市場動向を見ながら順次規模を拡大し、月産3万枚(200mmウエハー換算)に引き上げる。
生産設備を微細化技術に対応させ、デジタルカメラを始めとする市場の高機能、高画素化要求に応える。現在同社のイメージセンサーは、デジタルカメラ向けで約40%のシェアを持つが、新棟稼働でビデオカメラや医療分野向センサーも強化する。
新棟の建築面積は2万2,400平方m、延べ床面積は5万8,600平方mで、1万1,000平方mのクリーンルームを備える。クリーンルームにおける局所クリーン化技術の導入などで二酸化炭素排出量を30%割削減するほか、純水リサイクル率を50%に引き上げる。なお新棟については、半導体事業の拡大策として1月10に建設計画を発表していた。
|
|
新棟の概要(1月10日の発表会より)
|
同社製デジタルカメラの撮像素子は砺波工場で生産している(9月12日のDMC-G1発表会より)
|
■ URL
パナソニック
http://panasonic.co.jp/
ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn081007-2/jn081007-2.html
■ 関連記事
・ 松下電器、社名を「パナソニック株式会社」に変更(2008/01/10)
( 本誌:武石 修 )
2008/10/07 17:26
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|