民進党の蓮舫代表は11日、東京都議選の敗因を総括するための国会議員会議に出席し、台湾籍と日本国籍の「二重国籍」問題をめぐり、日本国籍の選択宣言を証明するため「戸籍謄本をいつでも公開する用意がある」と述べた。蓮舫氏は家族のプライバシーを理由に謄本の公開を拒んできたが、会議では「懸念だった子供が成人したので、速やかに対応したい」と述べた。同日の党執行役員会でも同様の意向を示した。 蓮舫氏は25日にも開く党両院議員総会で事実関係を説明したうえで、近く謄本を公開するとみられる。 11日の同会議では、蓮舫氏が二重国籍問題の説明が不十分なことへの不満が噴出、「二重国籍問題が(党勢低迷の)最大の障害だ」などとの批判が出た。党内には執行部に都議選の結果責任を問う声があるが、蓮舫氏は批判の強い二重国籍問題にケジメをつけることで自身の続投に理解を求める考えだ。