伊勢神宮の「式年遷宮」とは、およそ1300年間にわたり続いてきた由緒ある祭典。神宮の最も重要なお祭りとして20年に1度行われ、今年の秋には62回目を迎える。フミヤは「遷宮」という先人が守り伝えてきた伝統行事を通じて、遷宮の心・日本の心を広めたいという思いから、2006年に自ら作詞・作曲を手がけた遷宮イメージソング「鎮守の里」を奉納した。 伊勢神宮内宮参集殿でJ-POPアーティストがコンサートを行ったのは今回が初めて。神宮には2万通を超える応募者の中から抽選により選ばれた700名の観客が招待された。フミヤのバックを務めるのは、屋敷豪太(Dr)、松本圭司(Key)、石成正人(G)、有賀啓雄(B)によるバンド演奏にストリングスカルテットを加えたスペシャル編成だ。フミヤはまず深く一礼してから客席全体を起立させ、ストリングスに乗せて「君が代」を斉唱。「ご着席ください」と言葉をかけると、続いて遷宮イメ