(CNN) ネット上で20ドル未満で販売されている、まるでおもちゃのようなボール紙製の機器「グーグル・カードボード」。これが、体に医師がさじを投げるほど重い欠陥のある赤ちゃんを救うことにつながった――。 グーグル・カードボードは、本体がボール紙でできた四角いゴーグルのような機器で、中に「iPhone(アイフォーン)」を装着し、専用のアプリケーションを使用すると、3次元(3D)のバーチャルリアリティー(VR=仮想現実)画像が見られるというもの。 手術を受けたティーガン・レクセンちゃんは、手術後4週間で人工呼吸器が外され、自分で呼吸できるようになった。 「本当にびっくりしました」と語るのは、ティーガンちゃんの母親のキャシディ・レクセンさんだ。「まさかこんな小さなボール紙の箱とiPhoneを組み合わせた機器が娘の命を救ってくれるなんて」 ティーガンちゃんは昨年8月、医師ですら見たこともないような