2009年に大ブレイクしたTwitter(ツイッター)。2009年後半には、テレビ番組や一般誌などのマスメディアでも頻繁に取り上げられるようになり、それまでネットに精通していた一部の人たちにとどまっていたユーザー層が一気に広がりました。そうした流れに沿うように、いまや多くの企業がTwitterアカウントを取得し、情報発信やお客様とのコミュニケーションに利用しています。
企業でTwitterアカウントを運用するときに便利なサービスに『HootSuite』(http://hootsuite.com)というWebアプリケーションがあります。HootSuiteはいわゆる“Twitterクライアント”の1つですが、最大の魅力は「高機能なのに無料で利用できる」ことです。HootSuiteの主な機能は以下のとおりです。
- 複数のアカウントを一括管理
- ツイートタイマー(指定した日時につぶやく機能)
- タブによるつぶやきの管理
- タブ内のカラム管理
- カラムのカスタマイズ
- 画像ファイル、ドキュメントファイルのアップロード機能
- RSS/ATOMを利用したbot機能
- 効果測定機能
特に企業アカウントを運用する上で、マルチアカウント対応や効果測定機能はうれしい機能です。HotSuiteを利用するためのアカウント取得方法から、主要機能の使い方までを紹介しましょう。
HootSuiteのアカウントを取得する
HootSuiteを利用するには、Twitterとは別にHootSuiteのアカウントを取得します。
まず、HootSuiteのトップページにある「Sign up now」のボタンをクリックします。
Sign up画面では、「メールアドレス」「ユーザー名」「パスワード」「タイムゾーン」を設定して、「Create Account」ボタンをクリックします。
しばらくすると登録したメールアドレスに確認メールが送信されてきます。メール内にある認証コードを指定の場所にコピー&ペーストして「Confirm」ボタンをクリックするか、メール上の「Confirm my account」のURLをクリックすると登録は完了です。
登録が完了したら、ユーザー名とパスワードを入力してHootSuiteのメイン画面にログインします。初回ログイン時のみ、Twitterアカウントの登録が必要です。HootSuiteはTwitter以外にも、Facebook、Linkdln、Ping.fm、WordPress、MySpace、Foursquareといったソーシャルサービスに対応しているので、これらのアカウントを登録して一括管理もできます。もちろん、複数のTwitterのアカウントも登録できます。
Twitterアカウントのログインに成功すると、メイン画面のタブが1つ増え、Twitterのタイムラインが表示されます。
デフォルトで表示されている「Featured」のタブが不要であれば、タブの右側にある「×(バツ)」ボタンをクリックして削除できます。ただし、タブは1度削除すると復活できませんので注意してください。
HootSuiteの利便性を最初に実感できるのは、複数のタイムライン画面(カラム)を一度に確認できることでしょう。これまでTwitterのWebサイトを使っていた方なら、@(リプライ)やDM(ダイレクトメッセージ)を見るたびに画面を切り替えていた煩わしさから解消されます。
最近では多くのWebブラウザーにタブ機能が装備されていますから、1つのタブに常時HootSuiteを立ち上げておけば、Twitterの書き込みにすばやく対応できます。
<編集部より>
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